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wbemtest
おさらい
まずははwbemtestとは何ぞや?から行きたいと思います。
読み方が不明ですが、おそらく「ダブルベムテスト」で良いかなと
このツールについて、検索しても情報はあまり出てきてくれません。海外のサイトは逆にたくさん出てくるのですが、英語分かりませんので・・・・
実際に何を行う物かと言うと WindowsOSの中で保持されているWMIの構成情報などを閲覧したり、保持しているメソッドを使っていろいろな事を実行させたりができます。
その中でも比較的簡単に実験できそうな内容として
プリンタからの印刷
を試してみたいと思います。
起動
まずはコマンドプロンプト or 検索窓に wbemtest と入力してソフトウェアを起動してください。
プログラムが表示されるので起動しましょう
以下の画面が表示されます。ただしほとんどの項目がグレーアウトされておりこのままでは何もできません。また、どこを触ったらよいかもよくわかりません。
接続
それでは右上の 接続 をそのままクリックしてください。
また、新しい画面が出てきます。
そして、この画面も正直取っつきにくいです。
この画面でもやはり接続を教えて下さい。
はい
グレーアウトが消えました。
続いて、今度は押せるようなったボタンの クラスの列挙 これをクリックしてください。
次の画面では OK を教えてもらえれば良いのですが、
即時表示と再帰が選べます。ここでは再帰の方を選択しておいてください。
OKを押すと次のような画面が表示されます。
今回は印刷してみよう!がテーマですので Win32_Printer を選んでダブルクリックしてください。
以下の画面が表示されたら一先ず完了です。
情報の確認
次にバーをスライドさせて プロパティで Default を選択、右側のメニューでインスタンスを選択します。
そうすると、現在利用可能なプリンタの一覧が表示されますね。
ここでは、画面に映っている一番下の Brother MFC-J960DN Printer で実験してみたいと思います。
また、実験する項目としては下側のメニューにある メソッド から選べるのですが・・・
この PrintTestPage とか実験に最高ですね!
メソッドの実行
一度、今開いている物を×で閉じてこの画面まで戻してください。
選べるメニューの中にメソッドの実行がありますね。
今回はここからテストページを印刷してみたいと思います。
先ほどの画面で表示されていた
Win32_Printer.DeviceID=”Brother MFC-J960DN Printer”
を メソッドの実行を押して出てきた画面に貼り付けます。次の画面で自分が実行したいメソッドがプルダウより選択できるようになっているため、この画面で
PrintTestPage
を選択し、実行ボタンを押して下さい。
そして、OKを押すと・・・・
次の画面に切り替わります。
この画面で実行を押してください。
コピペの貼り付けミスなどが無ければ
この様に表示されて、設定しているプリンタがガチャガチャ言い始めます。
身近な形で実践できる内容を選んでみたつもりです。
いかがだったでしょうか?テスト印刷を行うだけで随分と手の込んだ手法を選びましたが、VBscriptを書く人たちには衝撃的だったのではないでしょうか。
WMIを使うことによって、Windowsのコンポーネントに直接アクセスして様々なコマンドを実行させることができるようになるのです。
仕事に生かすことを考えると、この機能を使って、ドメインの参加や降格なども操作できるようになります。メソッドある程度分かりやすい内容で書かれているので、いろいろ実験してみると面白いかもしれませんね。