ヒルナンデスのハンドメイド問題を考察

ヒルナンデスのハンドメイド問題を考察

この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

損益構造について

最近のヒルナンデスで行われた放送がハンドメイド作家さんに対する暴言問題に端を発した件について考えてみたいと思います。

事の発端はヒルナンデスでハンドメイド作家さんが安いパーツ代で、高い収益を手に入れているビジネスモデルを紹介したことに起因しています。

その後、フリマアプリで客がハンドメイド作家さんに対して値下げ交渉を行いました。

ここまでは特に問題無いかなと思うのですが、そのやり取りの中で「どうせ安いパーツ使ってるんでしょ?」と、損益構造に対して口を挟んだ事に問題があります。

この客がヒルナンデスの放送を見た上での発言だったのかは不明ですが損益構造に口を挟むのは良くないですね。

私、ヒルナンデスのハンドメイドで商売する内容自体は好きですし、そこまで問題は無いかなと思っています。しかし、ハンドメイド作家さんに対する暴言発言が出た後は番組に対する批判的な意見が多いですね。

宣伝や紹介の仕方に良し悪しは多少あるとは思いますが、そこまで悪い放送ではないと考えます。

なぜならば、冷静に考えると世の中その様な仕事の方が圧倒的に多いからです。

では、何点か考えてみましょう。

珈琲屋さん

技術料

ん~

0では無いでしょうが決して高額な物では無いでしょう。

中には専門技術を習得して営業している人も居るかもしれませんが、大多数は異なると思います。

デザイン料

ここが非常に高額でしょうね。

ブランド化されたお店は複数ありますが、業界トップのお店はその店づくりや雰囲気づくり等に顧客が対価を払いにかよっているからです。

パーツ代

この場合は素材代ですかね。

この業界に対してそこまで詳しいわけではないですが、高い物は高いですし安い物は安いですからね。

また、パーツ代と言えるか不明ですがバリスタのマシン等は非常に高額で1000万するマシンもあります。設備投資などでも結構なお金がかかってますよね。

ハンドメイド作家

技術料

今回問題になったハンドメイド作家さんです。

私の個人的な意見としても技術料は決して高くは無いかなと思います。もちろん特別な技術が必要な物もあるかもしれませんが、それもごく一部だと思います。

デザイン料

デザイン料は金額にすると0~無限大だと思います。

その作品を作れたのは、その作品を作った作家さんの感性に依存する点が大きいからです。

パーツ代

テレビでも紹介していましたが、パーツ代は決して高額な物ではないです。この点は私、結構知見がありますので仕入れが上手な人はお安く手に入れる事もできるでしょうね。

美容師

技術料

高いと思います。

なぜならば、美容師になるためには国家資格を取得しないといけないからです。

医者と同じですね。

デザイン料

ハンドメイド作家の方と同じく0~無限大ですよね。

その人その人に似合った髪型を考えないといけないわけですから。

パーツ代

この分野はあまり知見はありませんが、カットだけであればパーツ代はかからないですよね?

※専用の鋏は結構高額になっちゃいますけど。

画家

技術料

画家の技術料はどうでしょうかね?

まぁここも資格がいるわけでは無い為、余り高額にはならないですね。

デザイン料

デザイン料が全てですね。受け入れられない場合は0ですが、世の中に受け入れられた場合、例えば1億円の絵画なんてものもありますからね。

パーツ代

ん~ 絵具代と筆だい?

 

 

と、ここまで考えてみて、そしてここから考えてみても、世の中の仕事って殆どが技術料やデザイン料で収益を上げる物が殆どでは無いでしょうか?

 

さて、それでは私の本職ではどうでしょうか?

プログラマー

技術料

ん~

0ですかね?

(^^;

特に何か資格とか持ってやっているわけではないですからね。

キーボード叩くスピードとかは結構自身がありますけど最近の高校生とかも授業でパソコン触ったりしていますからねぇ・・・

デザイン料

ん~

これも0ですかね?

見やすくコーディングする事とかありますけどそんなにデザインを意識する事は無いですしね・・・

パーツ代

ん~

これも0ですかね?

仕事でつかうパソコンはパーツ代に入れてよければ5万円ぐらいですかね?

 

あら?

私の仕事は0円?

価値が無いのかな・・・・・

 

なんちゃって。

0円だったらご飯食べられないですね。

私のような仕事しているとカスタマーとの会話術やプログラムを書く時のアイデア、システムを組む時のイメージなどが収益につながったりしています。

結局は!

誰が何でどのような収益を稼いでいたとしても、そこには見えない技術料やアイデア料等があったりします。

気に入らなければ買わなければ良いですし、気に入れば納得がいく金額を対価として支払えば良いだけです。

値下げ要求も慣習的に認められるものであればすればよいし、値下げしたくなければ売らなければ良いだけです。

ただ、収益構造に口を挟むのは大きなお世話だと思います。ハンドメイド作家さんにパーツ代が安いだろうと無茶な値下げ要求などをするのはやっちゃだめですよ。

(´◉◞౪◟◉)

 

 

 

 

タイトルとURLをコピーしました