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Always Free 永久無料枠でサーバーを準備する
Oracleが提供するOCIでメモリ24GBの化け物マシンがタダで利用できる話が盛り上がって1~2年でしょうか。
私は過去の争奪戦の敗残兵でしたが、久しぶりにつないでみたら枠が空いているではありませんか!!
と、いう事でさっそく環境構築してみたいと思います。
なお、
此方の記事を参考にさせてもらいました。

↑こちらを見れば通常は問題ありません。 (多謝)
初めてチェレンジする方は、りょくりゅこむさんのページに書いている内容通り実行すれば問題なく動きます。
と、含みを持たせるかの如く、私の場合、NGでした・・・・
理由は後述しますが、私が初めてチェレンジする方ではなかったからです。
コンソールを開く
私の場合、1年前に契約は終わっていますので、トップ画面からになります。
IDとパスワードを入力してログインします。
ログインに成功するとダッシュボードです。
リソースの起動よりインスタンスを作成します。
なお、りょくりゅこむさんのやり方で私がうまくいかなかったのは上記で過去に中途半端なインスタンスがいた事でした。
正確にはインスタンスがいた事では無く、インスタンスがいたことにより作られていたVNCが原因でした。
同じ状況の人はすべて消してきれいな状況からスタートした方が良いです。
リソースを作成する
作成していきます。なお、名前の所はこだわる人はちゃんと考えたほうが良いです。
メモリ24GBマシンを狙っていない人は3台ぐらい作る可能性を考えて1号機、2号機といった感じで命名しておいた方が良いと思います。
なお、私は何も考えていないので、初期で埋まる日付のような名前がそのままホスト名になってしまいました。
なお、以下は、18GBマシンを作成して、残りの6GBマシーンを作成している最中です。
イメージとシェイプを選ぶ
初期でOracle+AMDのセットになりますが、変更します。
好みの物にすればよいですが、情報が調べやすいUbuntuをOSに選んでみました。
こっちが結構大事です。
無料枠を楽しみたい場合は以下を選んでください。
ベアメタルとは
提供元により多少の違いはありますが、ベアメタルは物理サーバーの事をさしている場合が多いようです。くまさんではありません。
その反対なり、対義語等は無いと思いますが、ベアメタルでない方がハイパーバイザー等の仮想サーバーをさす場合が多いです。
AMPEREとは
サーバー向けの市場を狙う新興の会社で、元Intelの社員が沢山いる会社の様です。
まぁ、IntelのXeonみたいなものでしょうか
なぜか、ampereコアだと、24GBメモリのマシンを払い出してくれるのにAMDのコアだと1GBのメモリなんですよね。この差は何なんだ?
限界突破の直前の為、アップグレードを促されますが、ただで使わせてください・・・
SSHキーの作成
通常はここで、キー・ペアを自動で生成 を選ぶものですが、2台目ですので、1台目と同じキーを利用するため、事前に作っていおいたキーの pubがついている側 だけ をアップロードします。
作ります。
直ぐに作成が始まります。なお、メモリ18GBのマシンの方が早くできます。
プロビジョニングが終わりましたらこんな感じの画面になります。
重要なIPアドレスの固定化
このタイミングで、パブリック側のIPアドレスを固定化しましょう!!

SSHで接続
SSHで接続します。
IDはubuntu
で、パスワードはありません。
その代わり、秘密鍵で、 pubがついていないほうを指定します。
ログオンに成功するとこのような感じです。
性能を見てみる。
OSチェック
lsb_release -a
CPUチェック
lscpu
メモリチェック
cat /proc/meminfo
Diskチェック
df-h
メモリ6GBのスーパーマシーンです。
今どきビックカメラとかでパソコン買うと8GBのパソコンとか当たり前ですが、サーバーでメモリ8GB買うと、いいお値段がします。
また、VPSで契約すると2000千円/月 ぐらいではないでしょうか
こんなマシンがタダってすごいですね・・・
管理者権限になる。
sudo -i
プロンプトに表示されているユーザー名の ubuntu がrootに変わっていればOKです。
タイムゾーンを変更する
timedatectl set-timezone Asia/Tokyo
時間が日本時間になれば正解です。
パッケージの更新を行う。
apt update
※直前で、 apt moo をしていますが、しなく良いです。 大事なのはapt updateで、次に行う
アップグレードの事前リスト更新です。
apt upgrade -y
※だー っと流れますが、1-2分ぐらい待ってください。作ったインスタンスが6GBマシンだと2分ぐらいかかりました。
再起動
reboot
おまじないで再起動をします。やる意味は特にありませんが、昔ながらの人は、パッチ沢山あてると再起動したくなるです。
ログイン
メモリ6GBマシンは約1分、メモリ18GBマシンは約10秒で上がってくる感じです。
再起動後、忘れずに sudo して、管理者権限になってくださいね。
aapanelのインストール
コントロールパネル
私が初めて触ったコンパネはwebminだったかと思います。
もう20年ぐらい前ですかね。
当時はかっこいーとか思っていましたが、新しい物の方がいろいろ機能もよくなっていますからね。
今回は最近利用者が増えている感じのaapanelを入れてみます。
なお、こんな感じで確かめることができます。
インストール
wget -O install.sh http://www.aapanel.com/script/install-ubuntu_6.0_en.sh && bash install.sh
何か聞かれたら yes と答えてください。
メモリ18GBマシンで約7分、メモリ6GBマシンで約10分ぐらいかかります。
なお、完了後、かかった時間が以下のように表示されます。
接続
インストール完了画面に接続に必要なURLとID/PWが表示されます。
ブラウザでつないでログインしてください。
FW設定
上のwarningにある通り、ポートの7800,888,443,20,21を開けろとあります。
ダッシュボードでインスタンスを見てみて、サブネットと記載ある場所のリンクをクリックすると
セキュリティリストと表示されている箇所が出てきます。
こちらのDefault Security を弄ります。
このような形でイングレスルールを追加します。
接続
ipアドレスが10.で始まる方はだめです。
インターネットからは繋がりません。そっちじゃないほうでつないで以下のような画面になればよいです。
詳細設定ボタンを押して接続を継続して以下の画面がでれば、TeraTermに表示されていたIDとPWでログインです。
LAMPかLNMPの設定
いきなり初期設定
ホームページ作成環境どっちがいい?と聞いてきます。
好みでよいと思いますが、LNMP+FASTにしておけばよいかなと思います。
なお、私は意味物なくCompiledを選んで、3時間近くかかった感じです。
なお、後でわかった事ですが、OCIでサーバー構築する場合、Mail-Server4はチェックしてはいけません。
動き出すとこの画面がでます。右上に×ボタンがありますが、1分ぐらい見て楽しんだらさっさと罰で閉じて構いません。
グラフがぐんぐん動いてくれます。
なお、このグラフがいろいろ動いてくれてるので、「うごいてるなー」感がよくわかります。
メモリ18GBマシンはそうでもないですが、6GBマシンは赤色で良く張り付きます。
名前解決してドメイン名でアクセスする
使いやすさを向上させるためにサーバーに名前を付けたいと思います。

aapanelにドメイン名でアクセスする
折角なのでaapanelへのアクセスはドメイン名で行ってみたいと思います。

緊急事態に備えて
うまくいく保証はできませんが、aapanelにログインできなくなった場合の奥の手です。
